私はアイドルになりたい。

「アイドルになりたい。」その願いを叶えるために、
ひでりが様々なアイドルさんに直接インタビュー!
最前線で活躍する現役アイドルさんとの直接対談で、
今日もひでりはまた一歩、アイドルに近づく、かも!?
インタビューを最後までお読み頂いた方のなかから
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たくさんのご応募ありがとうございました。

#01 ひでり役の徳井青空さんに
ひでりがインタビュー!【前編】

こんにちは!神崎ひでりでっす♡
アイドル道ってなんでしょう?楽しい?厳しい?うーん、なんだか気になりますねえ。
そこで僕が、本物のアイドルさんに直接聞いてみることにしました!
第一回目は、徳井青空さんです!それでは、いってみましょう!


徳井青空さん、こんにちは!今日はよろしくお願いします!

徳井  ひでりちゃん、こんにちは!よろしくお願いします!

声優への憧れ、夢と現実――

まずは、子供の頃について伺います!小さい頃はどんなお仕事をしたいと思っていましたか?

徳井  私、子供の頃は漫画家を目指していたんですよ。絵を描いたり、漫画を読んだりするのが好き、アニメも大好き!な子供だったんです。でも、小学生の頃に劇や朗読などを体験してからお芝居することがすごく面白いなと思って。そこからお芝居に興味を持って、中学生くらいから声優という仕事を意識するようになりました

中学生で、もう意識されていたんですかー!

徳井  大好きなアニメの物真似や、歌真似とかしていたんですけど、お芝居とアニメがクロスするポイントが声優さんというお仕事だったんです。ちょっとやってみたいな、と思うようになりました。高校では演劇部に入って、お芝居への興味がどんどん出てきて。漫画の投稿をしつつも、声優のオーディション雑誌をチェックしたりしていました

その後、どんな行動を?

徳井  高校生の時にオーディションを受けて、一次審査は通ったんですけど、どうしても面接に行くことが出来なくて…。その時はあきらめたんです。やってみたい気持ちはすごくあったのですが、現実的に考えると、こんな田舎からでは、もしも高校生で合格したとしても、何もできないんじゃないかな?って思って。夢と現実のはざまで揺れる~みたいな感じでしたね。これがもし都会の高校生だったらスムーズに行けたかもしれないですけど…。大学生になって上京してから、改めて、もう一度受けよう!って思いました

夢の決断、オーディションへ

その後、声優活動をスタート。夢へ向かっての一大決心です!

徳井  大学一年生の頃に声優活動を開始したんですけど、四年生の頃には周りが就活に向けて動いている時ですし、親からも就職のことを言われたりして。でも、イチかバチかこれでやっていく!っていう決断をして、就職活動は全くしませんでした

僕も、夢に向かって突き進みたいんですが、方法がよくわからなくて…

徳井  私の場合は、きっかけになったオーディションがネットで探して出てきたものだったんです。今はその頃よりもっと多くオーディションの情報などがあると思うので、とにかく探して受けてみたらどうでしょう。私も最初は声優になるために具体的に何をすればいいのかわからなかったんですけど、知り合いから声優の養成所というものがあって、資料を請求すると、資料が来るということを聞いて。それで私も情報集めをしてみよう!って思ったんです

まずは、情報集め、と。でも、親も心配するし…

徳井  養成所もお金がかかりますし、大学にも通っていたので、親に負担や心配をかけたくはありませんでした。実は私が受けたオーディションは、合格すれば養成所の特待生として無料で入学できる、ということだったんです。これになるしかない!って思って。周りではアルバイトして養成所に通っている方もいらっしゃいますし、自分ができる範囲で、全力を出して頑張ればいいのかなって思います

学生のうちにやっておくことって、何かありますか?

徳井  今しかできないことリスト!箇条書きにして、全部やったらいいんじゃないかなと思います。私も高校生の頃、今しかできないことは全部やっておきたい!って思ったので。本当に些細なこと、例えば制服のスカートを短くして着る!とか、高校生のうちしかできないじゃないですか。大きな目標立てるより、ちょっとした些細なこと、制服に可愛いリボンつける!とか(笑)いつも今しかできないことプラス、後悔しないようにって考えてました!今の時間しかできないことってすごくいっぱいあると思うので、学生の人にはやりたいことを沢山やってほしいなって思います

思ったよりもずっとタイヘン!?

声優のお仕事って、歌やダンスもあって、とっても楽しそうです!

徳井  そうですね、デビュー作がゲームなどだったので、歌ったり踊ったりすることも多くて。歌うのはもともと好きだったんですけど、人前でこんなに披露するようになるなんて全く思ってもみませんでした。ましてやダンスなんて!私はすごく運動が苦手なので、こんなに踊ったりするなんて思わなくて。自分が思っている以上の、いろいろな幅広い活動があって、最初は四苦八苦でしたよ。グループで歌ったり踊ったりするので、ついていくのがたいへんだったり。けっこう悩んだりしました。それに、見た目はすごく華やかで、可愛い服を着て歌って踊って…と思われるんですけど、それよりもたった二時間のライブで発表するのに、一か月、二か月~長くて半年ぐらい?前からダンスの練習をしてという、驚くような時間をかけて作っていて。自分が全く知らない裏側だったので、一筋縄ではいかないなあって思いました

うわあ、半年もレッスンを?では、徳井さんが良かったと思うことは?

徳井  自分が憧れていた世界で働けている、というのはすごく幸せに感じています。テレビから自分の声が流れるというのはとても特別なことですし、ゲーム、アニメ、歌、収録は楽しくて。本当にやりがいがあるなって思うんです。さらに応援してくれる方がいたり、また別のお仕事につながったりすると、ああ、やってて良かったなって思います!

ファンの応援が嬉しいです!

いろんな人に見られるお仕事でもありますよね

徳井  声優というのは、モノづくりというか、けっこう独特な職業だなって思っています。見えない所でみんな真剣な顔してアフレコを進めていくのって、意外に声優ファンの方からは想像がつかないんじゃないかな。イベント等でお芝居を披露することもあるんですけど、実は私、お芝居している時の顔は見られたくない派で(笑)。声に集中しているから、絶対に“可愛い顔”では喋ってないですし!どんな顔でマイク前に立っているのか、自分でも全く想像がつかないんです。後から映像を見返した時に、私、こんな顔して喋ってたんだ~!とか思って(笑)

歌の時はどうですか?

徳井  歌では、キャラクターの気持ちや声の感じを大事にしつつ、かつ、人前に出ているので、なるべく良い表情で歌いたい!というのがあって。そのバランスがけっこう難しいんですよ。ライブの写真を見た時に、可愛い歌なのに険しい顔して歌っていたりして…ああ、もっと表情に気をつけなくちゃって。反省したりします

ステージなんて、僕、ちょっと緊張しちゃいそう~!

徳井  お客様の期待もありますし、長時間かけて作ってきたことなので失敗できないっていう、プレッシャーもありますし。スタッフさんたちは、最後はもう「楽しんで!」って送り出してくださるんですけど、楽しむだけではやっぱりダメで、今までの練習やリハーサルの中でも一番クオリティが高いものにしなくちゃっていう気持ちでやっています。なので、毎回毎回、とても緊張しますけど、ステージに出た時にお客さんの笑顔や皆さんの顔が見えると、すごく安心します!

ファンの応援は大きな力ですね!

徳井  嬉しいですね。芸人さんも漫才中に大きい声で笑いが起こったりすると安心してやりやすくなるとか聞くんですけど、たぶん私たちも同じで。みんなの歓声が聞こえると、ああ、これで順調に出していっていいんだな!って、ライブ中でも、後押しされてるように感じます

アイドル道って、意外に厳しい…かも…

徳井  そうかもしれませんね。それに、私たち声優は、キャラクターというフィルターをかけてステージに立つことが多いんですが、本物のアイドルさんとかは等身大で、ありのまま、そのまま受け止めてもらう…って、なかなかすごいことだなって思います。ファンの方たちはキャラクターの良い所なども含めてステージの私たちを応援してくれるんだと思うんですが、100パーセントの自分を受け入れてもらうのって、すごく難しいことなんじゃないのかな。それを実行しているアイドルさんはすごいですよね

幅広い分野でのお仕事、
コミュニケーションも大事!

ライブやイベントもあって、大忙しの徳井さん。それに、初対面の人もたくさんいますよね!

徳井  私、すごく人見知りなタイプで。友達作りもうまくできないんですよ。でも、このお仕事をしていくにあたって、いろいろな方と仲良くすることを心がけるようにしています。初めてお会いするスタッフさんも、ちょっとでも楽しくなるといいなと思って。人と接する仕事の人は皆さんそうだと思います。お芝居ももちろん大事なんですけど、人と人とのお仕事なんだなって、年々感じていますね

どんなに才能があっても、ぼっちじゃダメってことですね?

徳井  もしも超天才型で、10年に一人の声の天才!とかでない限りは、みんな自分の芝居+人付き合いで声優人生を進めてきていると思うんです。声優を始めた頃は、もちろんこの世界に誰も知り合いはいないし、もうすべてが初めてだらけで。イベントや、沢山の声優さんがいるアフレコスタジオの現場に行くと、先輩の声優さんたちは『久しぶり!』って、どの人とも言葉を交わしているんです。ああ、私以外の声優さんはみんな仲良しなんだ、知り合いなんだ、すごいなあ!って思っていました。でも今は、私も、どの現場に行っても、知っている方が一人、二人はいることが増えてきたんです。だからデビューした頃に見ていた、沢山の知り合いがいる声優さんに少し近づけたかな?って

ふ~ん。やっぱり声優さんやアイドルさんには、コミュニケーション能力も大事なんですねえ!


うわ~!アイドル道、意外に奥が深いです~!
でもがんばった分、とてもやりがいがあるんですね!
いつも明るい徳井さん、とても芯の強い方なんだなって思っちゃいました!
来週は、徳井さんインタビュー【後編】をお送りします!
声優とは別のもう一つの顔や、「ひでりちゃん」についても聞いちゃいました!お楽しみに!

徳井青空

徳井青空(とくい・そら)。声優、漫画家、千葉県南房総市観光大使。声優ユニット「ミルキィホームズ」のメンバーとして音楽活動やバラエティ番組への出演も行っている。
出演:【TVアニメ】「ブレンド・S」(神崎ひでり)/「バディファイトX」(奈々菜パル子) /「つうかあ」(蒔田あい)【映画】「ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~」(マヤ)【漫画】「まけるな!!あくのぐんだん!」(月刊ブシロードにて連載中)

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