私はアイドルになりたい。

「アイドルになりたい。」その願いを叶えるために、
ひでりが様々なアイドルさんに直接インタビュー!
最前線で活躍する現役アイドルさんとの直接対談で、
今日もひでりはまた一歩、アイドルに近づく、かも!?
インタビューを最後までお読み頂いた方のなかから
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#03 苺香役の和氣あず未さんに
ひでりがインタビュー!【前編】

こんにちは! 神崎ひでりでっす♡
今週も、本物のアイドルさんからアイドル道を聞いちゃいますよ!
第三回は、苺香役の和氣あず未さんが登場!
和氣さんのアイドル道って、一体どんな感じなんでしょう?ではどうぞー!


和氣あず未さん、こんにちは!今日はよろしくお願いします!

和氣  うわ~!ひでりちゃんだ!どうぞよろしくお願いします!

やっと見つかった、やりたいこと。

まずは恒例、子供の頃について伺います!小さい頃はどんなお仕事をしたいと思っていましたか?

和氣  小さい頃になりたかったのはペットショップの店員さんです!
でも、中学生になってからキャビンアテンダントに憧れるようになりました。きれいだし、カッコいいし、凛としていて対応力もあるし。そういう女性にとても憧れていたんです。
でも私、英語が出来なくて~!小さい頃から英語を習っていて、中二の時にはホームステイにも行ったり、けっこう英語に関わっていたんですけど、中三になってから急に英語が難しくなって。英語、嫌いになっちゃったんですね。それから、だんだん英語が喋れなくなってしまって…。大人になってから、英語をもっとやっておけばよかったなって思いました。海外のファンの方との交流もありますし、旅行にも行きたいですしね

CAの和氣さんも、ステキな感じがしますぅ~!

和氣  その後アニメを観るようになって、声優さんになりたいって思うようになりました。
多分、キャビンアテンダントには本気でなりたい、というよりも子供の夢というか、漠然と憧れていたのかな。でもなぜか声優さんには、絶対になりたい!って思っていました。実は私、かなり飽きっぽい性格なんです。これまでに趣味を長く続けたこともなかったですし、学生時代のテニス部も途中で辞めてしまいました。中三の頃かな、勉強がいやになっちゃって、アニメとゲームに走って(笑)。それでアニメに、すごい憧れを抱いて、声優になりたい!って強く思ったんですね。やっと、やりたいことが見つかった、という感じでした

やりたいことがなかなか見つからない人も多いですよねー。その後は?

和氣  親は進学してほしいようでしたけど、私は専門学校に行こうと思って、声優の専門学校を見つけました。親は、『好きなことだからいいよ』って言ってくれました。学校の先生も、「お前は大学受験よりも、その道で合ってると思う」って言ってくれて、周囲の理解は思いの他、得られたのが良かったです

周囲の応援があるのは心強いです~!

和氣  親の力はスゴイと思いました!だって、それまで、声優という仕事について全く知らない親だったんです。もし私だったら、自分の娘が声優をやりたいなんて言ったら『なにそれ?』って言ってしまうと思うんです。でも私の両親はやらせてくれたし、最初の頃はやっぱり、大丈夫なの?っていう感じでしたけど、今はもう、マネージャー並みに私のスケジュールを把握してくれていて!イベントが決まれば送迎もしてくれますし、出演作品も、私が観られない時でもリアルタイムで観ていてくれたり。すごく応援してくれているんです。仕事の説明なども両親には全然しなかったんですが、それでも『やりたいことなら、やりなさい』って言ってくれて。私が話さなくても、なんでも把握してるんです

信頼して応援してくれるなんて、すてきなご両親ですね!

自分でもびっくり?
「意外性」と「成長」――

そしてこの世界に飛び込まれた和氣さん。驚いたこととか、ありますか?

和氣  それが私、自分が得意だと思っていたキャラを演じたことがこれまでないんです…。
専門学校の授業では、自分が一番得意なキャラを磨きなさい、って言われていました。
私が得意なキャラは一般的な、普通の女の子。高校生とか、幼馴染系の、元気で、優しくて…そういう普通の子が得意なんだろうって自分では思っていたんです。だからそれを磨いていたわけなんですが、実際、仕事をするにあたってそういうキャラを演じたことがなくて!!!ちょっと変わったキャラクターを頂くことが多いんですよ。

例えばギャルとか、バブリーなお姉さんとか、それからちょっと特殊ですけど、苺香ちゃんみたいなドS(笑)。ゲーム作品などでもよくギャルキャラを頂くし、え?私、ギャルキャラが合ってるの?って(笑)。ギャルなんて演じたことなかったですし、ボイスサンプルの中に入れたことももちろんなかったですから。もう、びっくりです。私で大丈夫かな?って。だから仕事を始めてから、自分が一番得意なキャラってホントは何なの?って、謎になってしまいました(笑)。
でも考えてみると、ごく一般的なヒロイン系のキャラって、あまり強烈な色をつけないというか、立場的に濃すぎてもよくないし、薄すぎてもいけないし、難しいですよね。シンプルで王道、というのがヒロインですから。その分、周囲には色が濃くてちょっと変わったキャラがいて。色が濃い、特徴あるキャラの方が私にとって、少し演じやすいんだなって思います。私にはまだそれほど技術力がないので、まずは濃いめのキャラでスキルを磨いて、いつかそういった王道のヒロインも自分なりの演技でできるようになりたいですね

他に、意外だったことは?声優さんのお仕事、他にも多いですよねー

和氣  そう、多いんです!大御所の大先輩声優さんたちは声優をやりつつ、歌やライブもしてらっしゃって…。そういうのは声優になる前からもちろん知っていましたが、本当に一握りの人たちだと思っていました。けれど、自分が声優になった時、ライブもするし、映像にも出るし、こんなに顔を出すんだ~?って驚きましたね。私は演じるのが好きですけど、舞台の方向に行かなかったのは顔を出さずにいけると思ったからなんです。たまに、本当に向いてないなー…なんて思っちゃう時もあるんですけどね(笑)

え~!和氣さんがそんなことを思ってたなんて~!

和氣  デビューの頃なんて、たいへんでしたよ。私、デビューして一番最初のライブ会場が幕張メッセだったんです。人前に出るのが苦手な人間だし、怖すぎて、心の準備も出来てないし、頭の中が本当に、真っ白になってしまって。でも、ああいう大きいステージに二日間立たせてもらって、そうしたら、もう他のどんな大きい会場でも変わらない!って思えるようになったんです。もちろん最初は怖かったですけど、あそこで自分に度胸がついたかな、と。あのステージが、和氣あず未が表に出た最初の瞬間だったんだと思います。ステージが終わったあとは、“せ、成長した~!”って自分でも思いましたし。この間、久しぶりに専門学校を訪ねたんですけど、昔よりも堂々とするようになったね!って言われて。縮こまってしまう性格だったので、その時、やっぱりお仕事ってすごいんだな、成長するんだなあって思いました

一人の時間も大切に

は~!アイドルさんて、試練の連続ですね!それに、いつも沢山の人に囲まれて緊張しそう!

和氣  もちろんお仕事では人付き合いも大事ですけど、実は私、一人の時間も大好きなんですよ

えー!さびしくないですかあ?

和氣  デビューしたばかりの頃は、知り合いもいない現場でしょう、ずっと一人だったんですよ。収録やライブでも割と一人でいることもあったんです。そうしたら最近は一人でいることにも慣れてきちゃって。一人でも、やることは色々あるんですよね。周りからは、一人でいて寂しくないの?って聞かれたりもしますが、逆に、一人がだんだん好きになってきてしまって(笑)。アフレコ帰りなんかも、皆さんがまだいらっしゃっても、私は先に帰ることもありますし、皆さんが先にお帰りになっても私一人で残っていたり、一人行動が好きになっちゃって。落ち着くんですよね。
お休みの日も大体、一人で過ごします。こういうお仕事は環境が毎日同じというわけにはいきませんし、状況もいろいろ変わるので、貴重なお休みの日は、お友達と遊びに出かけるよりも、家で過ごしています。でも、この『ブレンド・S』の現場は私にとってすごく珍しいことに、仕事仲間という以上に友人のような感覚なんです。今まで同業のお友達ってあまりできなかったんですけど、ついに出来ましたね!

皆さん、スティーレ並みに仲良しですからね~!


おっと!意外な素顔が飛び出しましたね!
アイドルが一人が好きって、ちょっと想像つかないな~。
華やかで可愛いイメージの和氣さんですが、まだまだ秘密がありそう?
後半では、お仕事の厳しさなんかも伺います!ではまた来週お会いしましょう!

和氣あず未

和氣あず未(わき・あずみ)声優。2015年、「アイドルマスター シンデレラガールズ」の片桐早苗役でデビュー。
出演: 【TVアニメ】「ブレンド•S」(桜ノ宮苺香)/「刀使ノ巫女」(柳瀬舞)/「おしえて!ギャル子ちゃん」(ギャル子)【アプリゲーム】「アイドルマスターシンデレラガールズ」(片桐早苗)/「8 beat Story♪」(星宮ゆきな)/「ウマ娘」(スペシャルウィーク)

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